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Spring Garden

暦の上でも春となる9月の庭はいろいろな花で賑わい始めます。風の強い日が多いですが、夜間にどっと雨が降り、朝には晴れやかな天気になる日が続き、植物がぐんぐんのびる季節です。昨日までほんの小さかった苗が雨の後にぐんと急成長しているのを驚きとともに発見するのが楽しい季節です。朝晩はまだ冷えますが日増しに暖かくなってきます。10月は遅咲きの冬の花と春の花が入り混じって咲き、野鳥のひなもあちこちに見受けられ生命の息吹を存分に感じる季節です。11月になるとバラが咲き始めます。

Blossoms

春のガーデンは花いっぱい。ロックローズ、ビオラ・トリコロール、わすれな草、プリムラなどが咲き始め、シーサイドデイジーやしだれ桜が満開になります。メルボルンはサツキやシャクナゲとあわせて桜を植えている庭も意外と多く、オーストラリアに居ながらにして花見が楽しめます。

冬から咲き始めたスイート・アリッサム、ダッチ・アイリス、ポリアンサス、フェリシア、アフリカン・デイジー、マーガレット、小菊、すみれ、ジャスミンもまだまだ健在です。

しだれ桜
前庭のしだれ桜
前庭
春の訪れを告げた前庭

春咲きの球根はフリージアやムスカリに続き、ブルーベルや水仙「タリア」、トリトニア、イクシアなどが仲間入りして庭はいっそうにぎやかに感じられます。

ブルーベル
ブルーベル
水仙「タリア」
水仙「タリア」
トリトニア
トリトニア

ふと気がつくと、庭のすみっこに生えていたユキノシタに似ている山野草が花をつけているのに気がつきます。カモミール、ボリジ、ラベンダーなどのハーブ類やワスレナグサも咲き始めます。一方裏庭ではゴクラクチョウカが存在感のあるエキゾチックな花をつけます。

アザリア
満開のアザリア
西洋オダマキ
西洋オダマキ
ヘベ
ヘベ・ベロニカ

10月に入ると早春のパステル色の球根と入れ替わるようにして、アザリアやボトルブラシやヘベのピンクが庭に活気を与えます。乾燥にも強くコンパクトで手入れが楽な「ヘベ」はオーストラリアの庭に欠かせない花灌木の一つで、鳥やミツバチなどの有益虫を招き寄せてくれます。椿やシクラメンなどの遅咲きの冬の花にまじって、ペチュニア、ダッチ・アイリスが咲き始め、我が家の庭の借景となっている隣の家の八重桜も見事に咲き始めます。また、彫刻的な美しさをもつアカンサスの花がひときわ目を引きます。

ばら
パティオ・ローズ

池のまわりではミニ・アイリスが白い可憐な花をつけます。魅惑的な香りがします。他にもジャスミン、オレンジ、スイート・アリッサムの花の香りが庭に漂います。

11月に入るとバラのシーズンがやってきます。各庭先でバラの花が見事に咲いているのをみかけるようになります。オーストラリアは暖かい気候のせいか、イギリスと比べるとバラの苗が倍の大きさに育つそうです。我が家の庭でもバラが大きくなってたくさんの花をつけます。甘い芳香がなんともいえません。

Harvest

9月には先日まで枯れ木同然だったプラムや桃、ネクタリン、アプリコットなどの果物の木がいっせいに花をつけて春の訪れを告げ始めます。ブルーベリー、ブラックベリー、イチゴ、オレンジ、パッションフルーツの花も咲き始めます。

10月に入って桃やプラムの花も終わる頃には、ぶどうやキウイ、ブルーベリー、ラズベリー、ローレルの若芽が出始めます。

ハツカダイコン
ハツカダイコン
絹サヤ
絹サヤ
アスパラガス
アスパラガス

春の雨と長くなった日照時間のおかげで、冬場は小さいままだったそら豆や絹さやが みるみるうちに背を伸ばし花を咲かせます。アスパラもにょきにょきと芽を出しはじめ、じゃがいもやアーティチョークも新芽を出しはじめます。ラディッシュやビーツや大根もあっという間に大きくなり、油断をしているとトウが立ってきます。トウが立ってしまった野菜の花は益虫を呼びよせてくれるのでそのままにしておきます。ロケット、マスタード、クレソンも花をつけます。

いちご
いちご

八重桜が咲く頃が夏野菜を植える目安の時期だそうです。週末は野菜の種まきに忙しい時期です。トマト、なす、いんげん、きゅうり、とうもろこしなどの夏野菜の他、レタスやにんじん、ラディッシュなどをまきます。

こぼれ種から芽が出たジャーマン・カモミールの花が大量に穫れるのでハーブティーの他にお風呂に入れて使います。カモミールの独特の芳香がバスルームいっぱいにあふれてとてもぜいたくな気分。その他のハーブもラベンダー、キンセンカ、セージ、チャイプ、ボリジなどが花をつけます。

11月になるとたわわに実ったイチゴが色づきはじめます。アプリコットやプラムの実も大きくなってきます。成長の早いレタスやラディッシュなどは早春に蒔いたものがさっそく収穫できるようになります。

Guests

ワトルバードの幼鳥
ボトルブラシにとまるワトルバードの幼鳥

この時期はブラックバード、野鳩、ワトルバードなどの幼鳥がよちよちと親鳥の後をついてまわる光景がよく見られるようになります。ネイティブの植物であるボトルブラシが鮮やかな赤やピンクの花をつけ、ワトルバードなどの野鳥が垂れ下がる花にぶらさがるようにして密をすうところが見かけられます。ワトルバードは昆虫をえさにしますがボトルブラシの花の蜜も大好物。幼鳥はまだ飛び方も不安定で自分で虫を捕れず親離れできていません。ボトルブラシの木にとまってえさを求めてひっきりなしに鳴いています。ただし虫をくわえて戻ってくる親鳥を待ってじっとしていることはせず自分で虫を捕ろうとしてバランスをくずして枝から落ちそうになったりとふらふらしながら枝から枝へと綱渡り。親鳥が戻って来たときは元の場所にいないので親は幼鳥の声をたよりに探さなければなりません。幼鳥が一人立ちするのももうすぐです。

Chook & Pond

カタツムリ
我が家のニワトリはエスカルゴがお好き

暖かくなり9月の十五夜を過ぎた当たりにバンタム鶏たちが卵を産み始めます。またおいしいオムレツが楽しめる季節です。食欲も旺盛になってきます。何かおいしいものがあたらないかと私のあとをついてきます。野菜畑を囲んでいる岩をひっくり返してやると目の色をかえて岩の下に隠れていたナメクジやカタツムリにとびつきます。冬の間は見向きもしなかったのに・・・あっという間にナメクジ駆除が完了します。ナメクジ駆除に関してはバンタム嬢達の右に出る者はいません。

一方、池の金魚も暖かくなるにつれ食欲旺盛になってきます。水面では白とアプリコット色の睡蓮の花が咲き始め、クワイの芽が出てきたりして池がにぎやかになってきます。

Jobs

とにかく春は種まきと苗の植えつけで週末が忙しくなる季節です。10月末からは夏時間が始まり、一時間早くなるので、仕事から帰ってきてもまだ明るく庭の植物の成長を毎晩観察できるようになります。まだまだ雨の多いこの時期、土が湿っているうちにマルチングをしてオーストラリアの厳しい夏の乾燥に備えます。


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