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エコ・ガーデニング

ガーデニングをしている人なら多少なりとも環境に対しての配慮を持っていらっしゃる方が多いと思います。自分の家のベランダや庭をきれいな花や緑であふれさせたい。身近に素敵な自然を再現したい。園芸家なら誰もがそんな夢を持っているはず。でも、もしそれが別の場所の自然破壊や他人の健康を脅かすことにつながっているとしたらとても残念なことですよね。ガーデニングの買い物をする前にちょっと考えてみませんか。

 保水用土

 ×ピートモス

ピートモスは保水性抜群なので乾燥しやすい鉢物や乾燥が苦手な植物のための用土として人気があります。また、酸性度が非常に強いので強酸性土を好むブルーベリーの栽培などに適しています。

現在、世界のガーデニング市場に出回っているピートモスのほとんどがアイルランドを始めとしたヨーロッパかカナダの湿地帯から掘り出されたものです。ピートモスの湿地は、水苔などの酸性土の好きな植物だけでなく稀少なとんぼや蝶や鳥の生育地でもあります。ピートモスの商業採掘は湿地にドリルで巨大な穴を開けて水抜きしてしまうので湿地の生物ごと破壊してしまいます。 ピートモスの湿地は1万年もかけて形成されるもので一旦破壊されてしまうと簡単に元に戻すことは出来ないのです。

最近はヨーロッパにおけるピートモスの生産量が落ちていることとガーデニングブームで日本のピートモス需要が高まっているためカナダ産のピートモス需要がうなぎのぼりに増えています。生産地の湿地は急速な勢いで破壊されており環境問題となっています。

また、供給者の中にはピートモスを保水剤で化学処理して販売している業者がいるそうなので有機栽培を志している人はこの点も注意する必要がありそうです。

 ○ 代替品:ココピート

ココピートはココナツの殻を原料として作られているので環境破壊につながらず、資源が枯渇してしまう心配もありません。ココナツの繊維質はピートモスと同様に保水性に優れており、ピートモスより最高4倍も長持ちします。しかも、ほとんどの植物に適している弱酸性から中性なのでピートモスのように酸度調整する必要もありません。欧米やここオーストラリアではココピートは環境保護の観点からピートモスの代替品として定着してきています。

日本では(海岸にうち捨てられた椰子を原料とした)塩分の含まれた不良廉価品が一時市場に流入した経緯があるためココピートの普及にブレーキがかかったようですが、現在は現地生産から一貫して品質管理を行う日本企業も出てくるなど品質の安定化が図られてきているようです。素性のはっきりしないあまりにも安価な品は念のため避けた方がいいかもしれませんが、心配なら戻すとき水を多めに入れてさらしてやれば良いでしょう。いずれにしろそのまま使うのではなく、コンポストなど他の用土に混ぜ込んで使うものです。

ブロック一個をバケツに入れて水を加えるとみるみるうちにバケツ一杯分の量に増えます。乾いてしまうとガチガチになって手に負えないピートモスと違って通気性も良く初心者にも取り扱いやすいです。 しかもピートモスに比べれば値段もお手頃。ピートモスをわざわざ酸度調整して使うくらいならココピートへの切り替えをぜひお薦めします。私は乾燥しやすいテラコッタ製のハンギングバスケット作りなどにココピートを愛用しています。

ココピートを取り扱っているところはこちら

 培養土

 ×バーミキュライト( 蛭石 ひるいし )

バーミキュライトは蛭石を短時間高温焼成して10倍に膨張させたもので、多孔質で保水性と排水性の両方に優れ、肥料もちも良いため、土壌改良や挿し木用土として特に用いられています。手間が省ける上に軽くて流通にも優れているので園芸店で重宝がられています。

アメリカ・モンタナ州リビー市のバーミキュライト鉱山がアスベスト汚染によって炭鉱労働者や地元住民から192名もの死者と少なくとも375名もの致命症患者を出した上に人手不足で1990年に閉山に追い込まれた惨事は日本ではほとんど知られていません。この事実はアメリカ国内でさえメディア・コントロールによってひた隠しにされ長い間正確な情報が伝わらなかったのです。リビー鉱山はアメリカのバーミキュライト市場の7割以上を支えていたので、発ガン性の懸念などから大手園芸チェーンなどが全てのバーミキュライトの取り扱いをやめてアメリカ市場から品物が忽然と消えるという現象が起きて、アメリカの消費者は一時大変混乱しました。消えたリビー産バーミキュライトの在庫がどこに流れたのかは不明です。

アスベスト汚染のあるバーミキュライトを扱ったとしても、趣味のガーデニングのために短期間少量扱うくらいでは、発ガンする可能性は低いので過剰に心配する必要はありません。もちろん、バーミキュライトにしろ鉢植用土にしろ埃の立つような園芸素材やコンポスト等を扱う際は、アスベストに限らずいろいろな有害物質やレジオネラ等の菌を避けるためにも必ずマスクをして埃の立たないよう素材を湿らせて扱うことがとても大切です。バーミキュライト鉱山に含有される不純物質、有害物質は各鉱山によって異なります。アスベスト汚染はリビー鉱山特有のもので、現在の主要生産地である南アフリカの鉱山にはアスベストは含有されていないと報告されています。しかし、バーミキュライトは長期間常に有害物質にさらされる鉱山労働者や地元住人の健康を蝕む可能性を秘めていること、鉱山開発自体が環境破壊/周辺地域の環境汚染を招く場合が多いこと(これはパーライトや軽石の採掘にもあてはまります)、石油を消費してわざわざ輸入してくるわりにはあまりにも長持ちしないことなど、環境負荷の高い製品といえます。

バーミキュライトは園芸店にとっては手間・時間・流通の経済効率を優先した使い捨て用としてメリットがあるのは理解出来ますが、個人の趣味のためにそれほどの環境負荷をかける必要があるものでしょうか。日本で販売されているバーミキュライトはわずかながら国産のものもありますので、どうしてもという方はまず国産のものに切り替えてはいかがでしょうか。

 ○ 代替品:スーパーソル

スーパーソルは廃ガラスを粉砕し、摂氏700〜900度で焼成して多孔質の軽石状に膨張させた軽量発砲資材(米国で流通しているGrowstone に相当)で、透水性・保水性、通気性、排水性に優れ、熱や薬品にも強いという特性をもっています。ガラス瓶を完全リサイクルしたもので、有害物質の溶出による周辺環境の汚染もないといわれています。成分の約7割が二酸化ケイ素(SiO2)の無機質素材で、腐食もなく化学的に安定しています。

スーパーソルの用途は建材や水質浄化など多方面にわたっていますが、園芸用途としては土壌改良材として使用されるほか、米国ではハイドロポニックの培地等としても注目を浴びています。大粒のものは鉢底石として、小粒のものはバーミキュライトやパーライトの代用品として使用できます。もみがら燻炭、腐葉土、上記に挙げたココピートなどと組み合わせて用途や好みに応じた使い方ができます。

スーパーソルを取り扱っているところはこちら

 手押し芝刈機

 ×モーター(電動)式芝刈機

穏やかな休日の午後、庭仕事をしていると突然ブォォォォーンというけたたましい騒音が耳をつんざきます。隣人が芝刈りを始めたのです。本人は防音の耳あてをしているからいいけど、無防備のこちらはのどかな休日を乱されて非常に迷惑。おまけにオーストラリアで一般に普及している芝刈機はガソリンを使うタイプが多いから不完全燃焼したガソリンの臭いまで漂ってきてたまったものじゃありません。騒音公害の上に大気汚染です。芝刈車が必要な広大な庭園ならわかるけど、たかだか手押しですむ宅地の10平方メートルくらいの芝刈りになぜモーターが必要なのでしょうか?楽だから?いいえ、ぜんぜん楽ではありません。だってモーターを搭載した分だけ重くなるんですよ。振動もかかるから腱鞘炎に悪いし。防音の耳当てもしなきゃらならないから面倒くさい。日本で普及してる電動タイプも電気コードが邪魔でやっぱり面倒くさい。こんなんじゃ芝刈りは全然楽しくありません。

我が家では手動の手押し式芝刈機を使っています。手動の芝刈り機はモーター式ほど短く刈る事はできないので芝刈りの回数は少々増えるかも知れません。しかし地肌が見えるほど短く刈り込み過ぎて芝を枯らしてしまったり土壌劣化を早めたりという心配もないので長期的に見れば結局維持管理がラクということになると思います。手動芝刈り機は構造が簡単で軽いのでどこにでも気軽に持ち運べ、押すのもらくらく。芝刈りの最中に聞こえてくるのは小鳥のさえずりとシャキッシャキッという芝の刈られる音、また漂ってくるのは刈られたばかりの青芝のさわやかな香りのみです。停電の影響も受けないしお手入れもずっと簡単。電気もガソリンも使わないこんなに優れた省エネ商品なのに扱っているお店は少ないから探し出すのがちょっと大変。販売する側にとっては高い芝刈り機の方を売りたいという気持ちはわかるけど、賢い消費者になって楽しく健康的に芝を刈りたいなら絶対「手動」ですよ。

手動芝刈機を取り扱っているところはこちら

初筆−2004年5月、最終更新−2012年12月


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