3月は、30度を越える暑さの日がたびたびありながらも日も短くなり朝夕が涼しくなり、秋らしくなってきます。野菜畑は収穫の最盛期を迎えます。3月末に夏時間が終わると、日が一気に短くなったように感じられます。季節がら、庭に来る鳥が多くなってきます。秋晴れの日にパティオでお茶を楽しみながらバードウォッチングできます。
4月から5月にかけては秋も深まり紅葉の美しい季節となります。一雨ごとに寒くなり日も短くなってきます。ニワトリたちはあまり外に出たがらなくなります。
カンナの花 | ベルズ・オブ・アイルランド |
夏に別れを告げるようにカンナやハイビスカスが見事な花をつけます。サルビア「インディゴ・スパイヤー」やフレンチ・マリーゴールド、ベルズ・オブ・アイルランド、ナスターシウムも長期間にわたって花をつけています。
気温が下がってきて雨が多くなってきたためかスイート・アリッサム、アブチロンの他、デイジー系のマーガレットやフェリシアが元気になってきて再び花をたくさんつけだします。
一方、裏庭ではニラやシソが花をつけます。池の睡蓮はそろそろ終わる頃ですが、気の早い池まわりのウインター・アイリスやコレア、久留米つつじ 、パイナップルセージが咲き始めます。また、球根は、サフラン・クロッカスが花をつけ、水仙、ムスカリ、イクシア、トリトニア、スプリング・スターなどの春の球根が芽を出し始めます。
アブチロン | 紅葉になったしだれ桜 | ハイビスカス |
5月になると菊やグラジオラスが咲き始めます。5月はあまり花にあふれている季節とはいえないのでグラジオラスは貴重な存在です。本当はオレンジは私の大好きな色ではないのだけれど、この時期はパステル系の花も咲いてないし、雨模様の暗い天気の中で庭を明るくしてくれるホットカラーは紅葉ともマッチしてなかなか捨てがたい魅力です。
3月は自家製野菜を最も楽しめる季節です。トマト、赤花いんげん、何種類かの豆類、トウガラシ、ピーマン、なす、ズッキーニ、トウモロコシ、じゃがいもなどが収穫の代表格です。
また、種の収穫の季節でもあり、にんじん、ラディッシュ、ビーツ、レタス、ひまわり、フェンネル、コリアンダー、マスタード、ネギ類等の種が採れます。ハーブ類は、シソ、バジル、ナスターシウムやキンセンカの花など、フルーツ類はパッションフルーツやイチゴが収穫できます。
ある秋の日の収穫 | ズッキーニ | 赤ジソと青ジソ |
4月に入るとトウガラシやピーマンが色づき初めます。地中からはこちらでエルサレム・アーティチョークといわれている菊芋を収穫します。
5月になって寒くなるとイタリアン・チコリ各種が玉を形成しはじめます。チコリはサラダに良いのですが秋口は寒くてサラダという気分にもならないので、気がつくとナメクジ達の格好の家になっています。
秋に入って庭に来る鳥が倍増します。夏場にあまり見られなかったインコ類が庭に戻ってきます。イースタン・ロゼラ、レインボー・ロリキーなどのインコ類のほか、ブッチャーバード、ワトルバード、マグパイなどがバードバスによく来ます。実をつけた裏庭の木には緑色のマスク・ロリキー、スケーリー・ブレステド・ロリキー、メジロ、ワトルバードなどが絶え間なく訪れ騒々しいほどです。
レインボー・ロリキーのつがい。 左にいるのはワトルバード | 水しぶきを豪快にあげて水浴びする イースタン・ロゼラ。左は幼鳥。 | パイナップル・セージと イースタン・スパインビル |
パイナップル・セージが真っ赤な花をつけると、花の蜜に吸い寄せられるようにイースタン・スパインビルというミツスイの仲間がやってきます。スズメより一回り小さいこの鳥はとてもすばしっこくハチドリのように飛びながら花の蜜を吸ったりもします。チチチチチと甲高い声でメスをよぶ鳴き声はよく響きわたります。
ハゲになったペッパー |
うちのニワトリちゃん達は、寒くなってくると卵を生まなくなります。秋、冬はナメクジ・かたつむりにもあまり興味を示さないし、玉子もうまないし、小屋からもあまり出たがらず全くの役立たずです。ペキン・バンタムのペッパーは5月末、ウコッケイのシルキーは6月末にはまず卵を生まなくなり、そして羽毛が抜け変わります。冬毛に変わるため羽を落とし始めたペキン・バンタムのペッパーはクビのまわりがハゲになって見るも無惨な姿です。
一方、池の方も睡蓮の花や葉が水面から消え、アヤメも地面から姿を消し寂しくなってきます。池の金魚も活発さを失い動作が鈍くなってきます。
トウガラシ |
猛暑が終わって涼しくなると一気にアブラムシやコナジラミなどの羽虫系の害虫が増えてきます。トウガラシがちょうど収穫期になるのでトウガラシ・スプレーを作って散布すると有効ですが、私はよくそのままにして放っておきます。しばらくするとアブラムシの天敵であるテントウムシがやってきます。季節の過ぎた野菜類や夏バテで弱った植物に虫がつくのは当たり前なのです。終わった野菜はアブラムシに食われて畑の中で朽ちるに任せます(ナタネ系のオトリとなる植物を植えておくと他の野菜に被害が及ばなくて便利)。また、ハイビスカスなど柔らかいつぼみが狙われやすい夏バテ気味の植物には、この時期よく乾燥した馬糞や海藻などを与えて元気を回復させてやります。こうすると多少の虫がついてもぴんぴんしています。天気のいい日はまだまだモンシロチョウも飛んでいるので、葉野菜の苗が青虫に食い荒らされないように注意が必要です。ネットや金網などで覆って被害を防ぎます。秋口は挿し木に適した季節でもあるので、バラや多年草のハーブなど殖やしたい植物の挿し木もとります。
SEO | [PR] !uO z[y[WJ Cu | ||