夜間にどっと雨が降り、朝には晴れやかな天気になる日が続き、植物がぐんぐんのびる季節です。小鳥達が巣立ちの時を迎え庭はにぎやかです。
アカンサス |
早春のパステル色の球根と入れ替わるようにして、アザリアやボトルブラシのピンク、キンセンカのオレンジなどビビッドな色で庭が活気を帯びてきました。
我が家の庭の借景となっている隣の家の八重桜も見事に咲き始めました。また、彫刻的な美しさをもつアカンサスの花がひときわ目を引きます。
秋に買って植えたユーフォビア・ポリクローマは黄色と緑のコントラストが美しい花を咲かせはじめました。とても春らしい色でお気に入りです。
この家を2年前に購入したときに既に前庭にあった謎の植物が今年はじめて花をつけました。これでやっとこの植物の正体がわかりました。ペラゴニウム「スプレンディド」です。それにしてもアザリアといいボトルブラシといい前の住人はピンクがお気に入りだったらしい。
いろいろなフルーツが花をつけています。まず真っ赤な果肉が「うり」のマルチーズ・ブラッド・オレンジの花。甘い香りがそこらじゅうに漂います。いちご、ブラックベリー、ブルーペリー、パッションフルーツの花も咲き始めました。今年はうまく収穫までこぎつけるでしょうか。
満開のアザリア | ブラッド・オレンジ | ユーフォビア | ペラゴニウム「スプレンディド」 |
塀越しに楽しめる隣の八重桜 | ジャーマン・カモミール |
八重桜が咲く頃が夏野菜を植える目安の時期だそうです。週末は野菜の種まきに忙しい時期です。トマト、なす、いんげん、きゅうり、とうもろこしなどの夏野菜の他、レタスやにんじん、ラディッシュなどをまきました。自家製の野菜作りの醍醐味は何といっても市場ではなかなか入手困難な品種を楽しめることです。オーストラリアでは各国からの移民が持ち寄ってきた何百種にもわたる野菜の種が比較的簡単に手に入ります。トマトはロシアン・トマトやサンドライ・トマト用の品種「プリンシプ・ボルゲーゼ」など数種を、いんげんも同じくトスカナ料理に欠かせないボルロッテイ・ビーンズや、フランス産の黄色いバター・ビーンズなどの数種を植えました。
昨年のこぼれ種から芽が出たジャーマン・カモミール。冬場にどんどん茂って今では野菜畑のかなりを占領しジャングル状態に。花が大量に穫れたのでハーブティーの他にお風呂に入れて使ってみました。カモミールの独特の芳香がバスルームいっぱいにあふれてとてもぜいたくな気分。
ボトルブラシにとまるワトルバードの幼鳥 | ストロー |
居間の窓から見える前庭のボトルブラシの木にワトルバードの親子がよくやってきます。ワトルバードは昆虫をえさにしますがボトルブラシの花の蜜も大好物。幼鳥はまだ飛び方も不安定で自分で虫を捕れず親離れできていません。ボトルブラシの木にとまってえさを求めてひっきりなしに鳴いています。ただし虫をくわえて戻ってくる親鳥を待ってじっとしていることはせず自分で虫を捕ろうとしてバランスをくずして枝から落ちそうになったりとふらふらしながら枝から枝へと綱渡り。親鳥が戻って来たときは元の場所にいないので親は幼鳥の声をたよりに探さなければなりません。幼鳥が一人立ちするのももうすぐです。
10月12日の日曜午後、我が家の愛すべきバンタム鶏の一羽である「ストロー」が死んでしまいました。最近引っ越してきた隣人の大きな犬が庭に侵入してストローをかみ殺してしまったのです。大ショックな事件でした。残された2羽は相変わらず元気になめくじ駆除に精を出し、おいしい卵を産み続けてくれてます。そしてストローの埋まっているユーカリの木の下でのんびりとひなたぼっこをしています。でも、番長格だったストローがいなくなった庭はちょっと活気がなく寂しい。
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